2018年度卒業生 学習成果公表「通訳シンポジウム」報告【英語スペシャリスト養成プログラム】

2018年度卒業生 学習成果公表「通訳シンポジウム」報告

2019年1月27日 13:30より、昨年同様、名古屋会議室(名駅西口)で、英語英米文化学科英語スペシャリスト養成プログラム4年生の学習成果公表の一環としての「通訳シンポジウム」が行なわれました。昨年度は、コミュニティ通訳のベテランである渡辺裕美子先生に『言語と想像力』というテーマでお話しいただきましたが、今年度は医療通訳をテーマに選びました。

会場風景

会場風景

今年の招待講演である西野かおる先生は、薬剤師の仕事をしながら、英語に関心を持ち、アメリカへの留学を通して英語をマスターされ、医療通訳者の草分けとして活躍された方です。西野先生は、アメリカの病院に医療通訳の調査に出かけ、そこでの先進的な取り組みを日本に紹介したり、医療通訳の勉強会を主催したりと、日本の医療通訳システムの土台作りに貢献されました。さらに、大学の薬学部での英語の授業も担当され、グローバル時代に対応できる薬剤師を育ててこられました。今回のご講演は、医療通訳に関心のある学生たちにとって、たいへん学ぶことの多い内容でした。

また、学生たち独自のプレゼンも行いました。医療通訳をテーマに、寸劇を交えながら、愛知医療通訳システムの紹介を中心に、医療通訳の現状や正しい通訳のあり方について、パワーポイントを用いて英語で発表しました。昨年度と異なり、今年のプレゼンは、学生たちによる日本語の同時通訳も付き、聞いている人たちにとって非常にわかりやすいものになりました。

この学習成果発表会において「成果発表」の部分を最も象徴的に表していたのが、講演の同時通訳でした。通訳担当の7名の学生が、パナガイドシステムという簡易同時通訳機器を使用し、講演の内容をすべて同時通訳しました。何週間も前から、講演者の協力を得、当日話される内容についての情報収集を行い、専門用語などの対訳集作成を含む事前準備をしました。講演は事前にいただいた原稿通りに進まない個所もかなりありましたが、学生たちが互いに助け合い、何とかついていくことができました。質疑応答の場面はもちろん、何の準備もなく通訳することになりましたが、これも2年間の授業で身につけたスキルのおかげで、切り抜けることが出来ました。全体を通して、とてもプロフェッショナルなパフォーマンスでした。

また、学習成果公表助成金の申請をはじめイベント全体を統括したリーダーをはじめ、チラシ作成などの広報活動と当日の司会進行役の学生、会場や機器の準備などに携わった学生など、ゼミ生全員の努力のおかげでこのイベントが盛り上がりました。

また、会場には英語スペシャリスト養成プログラムの3年生も参加し、イベントを盛り上げることができました。彼女たちが今回色々と学んだことを、来年度の通訳イベントにつなげてくれると期待しています。

全員での記念撮影

*HPへの写真掲載については、参加者の同意を得ている。

(プログラム担当者:水野真木子)