2015年度卒業生 学習成果公表「通訳シンポジウム」報告【英語スペシャリスト養成プログラム】

2015年度卒業生 学習成果公表「通訳シンポジウム」報告

20160124_SPプレゼンと会場風景2016年1月24日13:00より、名古屋会議室(名駅西口)で、英語英米文化学科英語スペシャリスト養成プログラム4年生の学習成果公表の一環としての「通訳シンポジウム」が行なわれました。昨年度は司法通訳をテーマに、専門の先生の日本語のご講演と学生たちのプレゼンを英語で同時通訳しましたが、今年は、「コミュニティ通訳」をテーマに、学生たちのプレゼンは日本語から英語に、スピーチは英語から日本語に通訳しました。

20160124_SP1講演

キリシさんと通訳者

招待講演者は、フィンランド人のヨーナス・キリシさんでした。キリシさんは、大阪大学大学院医学系研究科附属ツインリサーチセンターの特別研究員です。ご自身は日本語に堪能で、フィンランドで、日本語-フィンランド語間のコミュニティ通訳の認定を受けられました。今回のご講演のテーマは”Community Interpretation in Finland”で、母語ではないが非常に堪能な英語でスピーチをしてくださいました。
今回のご講演では、フィンランドと日本の状況を比較しながら、コミュニティ通訳の意義や特徴、他の通訳分野との違いを非常にわかりやすく話していただきました。特に、資格制度や法律の整備など、日本が遅れている点などの指摘もあり、学生たちにとって、たいへん学ぶことの多い内容でした。

 

学生たちの発表は、日本に暮らす外国人が直面する問題や正しい通訳のあり方にについて理解してもらうために、3年次、4年次で学習したコミュニティ通訳に関する基礎知識をたくさん盛り込んだパワーポイントを用いてのプレゼンと寸劇で構成されていました。寸劇では、プロでない通訳者がつくとどんな問題が生じるかを、病院の診察室の場面を使い、わかりやすく演じてくれました。

20160124_SPプレゼン

学生のプレゼン風景

 

20160124_SP1寸劇

プレゼン中の外国人の診察場面

 

 

 

 

また、この学習成果発表会において「成果発表」の部分を最も象徴的に表していたのが、会場での通訳でした。通訳担当の6名の学生が、パナガイドシステムという簡易同時通訳機器を使用し、講演とプレゼンのすべてを同時通訳しました。何日も前から、講演者や学生プレゼン担当者の協力を得、当日話される内容についての情報収集を行い、専門用語などの対訳集作成を含む事前準備をしました。講演は読み原稿がなかったので、予想外の言葉が出たりして、急には訳せない場面もありましたが、事前に一生懸命に準備をしていたおかげで、何とか最後まできちんと通訳することができました。

20160124_SP2会場風景

また、チラシ作成などの広報活動、会場や機器の準備などに携わった学生、当日の司会進行役の学生など、ゼミ生全員の努力のおかげでこのイベントが盛り上がりました。そして、授業で適切な指導をしてくださった非常勤の水野眞紀先生には、心より感謝申し上げます。

また、会場には英語スペシャリスト養成プログラムの3年生も参加し、イベントを盛り上げることができました。彼女たちが今回色々と学んだことを、来年度の通訳イベントにつなげてくれると期待しています。

20160124_SP通訳シンポ_3_4年生*HPへの写真掲載については、参加者の同意を得ている。

水野真木子