「模擬国際会議」が無事終了しました【英語スペシャリスト養成プログラム】

英語スペシャリスト養成プログラムイベント報告
模擬国際会議が無事終了しました

昨年度に引き続き、1月9日に、英語スペシャリスト養成プログラムの4年生が、愛知学院大学、愛知大学の通訳を学んでいる学生たちとジョイントで『模擬国際会議』を行いました。今年度の会場は金城学院大学の同時通訳ブースのある教室(N2-111号教室)でした。
模擬国際会議では、3つの大学からそれぞれ2チームずつ代表として選ばれたチームが、「各国の防災に関する政策」というテーマのもとに自分たちの関心のある国を選び、それぞれがその国の代表として、自国の立場について英語でスピーチをし、それを同時通訳するという形態で行いました。今年はフィリピン、チリ、アメリカ、日本、オーストラリア、イタリアの6カ国がその対象となりました。
1つのグループは基本的に3名で構成され、スピーチを3つの部分に分け、交代でスピーカーと同時通訳者を務めました。同時通訳は、通訳ブースのある会議システムを用いて本格的に行われました。どのグループも、スピーチ作成のために長い時間をかけてそれぞれの国の事情を勉強しましたが、国家政策を中心にまとめるという趣旨をきちんと反映したものになっていました。また、日本語への通訳も、自然な日本語で、ほぼスムーズにできました。スピーカーが、もう少し原稿から顔を上げることができていたら、もっと良かったと思います。
金城の英語スペシャリスト養成プログラムでは、後期の授業の時間を一部使って、2か月にわたって準備を進めました。3グループが日本を選び、東日本大震災などの経験に触れながら、地震対策を中心に日本の防災政策について発表しました。3グループがオーストラリアを選び、山火事や洪水など、オーストリアに典型的な災害を取り上げ、その対策について発表しました。ゼミ内の選抜会では全員参加でパフォーマンスを行い、日本、オーストラリアからそれぞれ1グループずつ、教員の評価と学生たちの投票結果を合わせ、選抜しました。選抜されなかったグループも、非常によい内容のスピーチを準備していたし、パワーポイントも優れたものが多く、なかなかの出来栄えでした。20160109_SP模擬国際会議会場風景

模擬国際会議の当日は、金城学院大学の英語スペシャリスト養成プログラムの3年生や通訳入門を履修している2年生も多く参加し、先輩たちのパフォーマンスに感銘を受けていました。
20160109_SP模擬国際会議9

このようなイベントによって、学生たちは世界の国々について、政府の政策という、それまでほとんど関心のなかったテーマのもと、リサーチを通して多くのことを学び、しかも、国際会議という場にふさわしい高度な英語表現を駆使してスピーチをする良い機会を得ることができました。そして、通訳の勉強の成果を同時通訳という形で十分発揮することもできました。また、他大学とジョイントで行うことによって、互いに刺激になり、モチベーションも高まりました。

模擬国際会議終了後は、愛知大学の石川知英先生から、「英語教育における通訳・翻訳タスクの活用」というタイトルでミニ講演をしていただきました。英語教育における通訳翻訳学習の背景、意義、現状、そして、これからの英語専攻の学生にとって必要な資質についての、非常に示唆に富む内容でした。

イベント終了後は、参加者50名ほどで、リリー・ウェストで懇親会を行いました。その時に各大学の通訳教育を担当する教員から、学生のパフォーマンスに対する講評が述べられ、学生たちの今後の勉強にとって、大いに参考になりました。3年生は、来年度に向けての決意を新たにしたことと思います。

*写真掲載については、参加者全員の承認を得ています。

(プログラム担当者:水野真木子)