楚輪 松人 教授

SOWA Matsuto
Eメール:sowa-ma@kinjo-u.ac.jp
学 位:文学修士
専門分野:英文学 イギリスの詩と小説
研究課題:ヴィクトリア朝における英文学の研究
現代のイギリス詩の分析 イギリス文化批評
所属学会:日本英文学会 日本ヴィクトリア朝文化研究学会
ディッケンズ・フェローシップ日本支部

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楚輪松人ゼミ 専門演習(3)(4)

「新しい女性の創造:理想の姿を求めて」

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知識と教養を楽しむセミナー。広く英語圏の文化について、以下のトピックをテーマとして《カルチュラル・スタディーズ》を実践します。[トピックは開講年度により異なります。]
(1)フェミニン・ビューティ~ハリウッド映画に見る女性美~
女性美の本質とは? 美の古典性とは? 紀元前2500年頃の古代から現在に至るまで、芸術作品の中に美しい女性たちが登場しなかった時代はありません。数々の女性美が芸術の歴史を活性化してきたと言っても過言ではないでしょう。しかし、その間女性美に関する意識は常に不変なものだったのでしょうか。ミロのヴィナースとグレタ・ガルボの美しさはまったく同質のものと言えるのでしょうか。過去四千年の間絶えることなく連綿と受け継がれてきた永遠の女性美の存在──古典美[正確な人体比例に基づく美のイデア]と性格美[個の中にひそむ心象の表現]──を、ハリウッド映画を実例にとり、そこに形成された独自の美意識を実証していきます。受講生は西洋美術史の根底に流れる芸術の最も甘美な世界、ハリウッドの映画文化の多様なダイナミズムの中に表象されたイデアと心象を垣間見ることになるでしょう。
(2)オードリー・ヘップバーン研究
『ローマの休日』『麗しのサブリナ』『緑の館』『ティファニーで朝食を』『マイ・フェア・レディ』などの映画に登場する永遠のヒロイン、オードリー・ヘップバーンがメインテーマ。彼女の不思議な魅力に迫ります。
(3)ミュージカル映画検証
『オズの魔法使い』『雨に唄えば』『ウエスト・サイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』『キャッツ』『コーラスライン』など、英米の大ヒット・ミュージカルを生み出した時代と社会(作品のコンテクスト)について検証して行きます。
(4)アメリカン・ニュー・シネマ研究
『俺たちに明日はない』『卒業』『イージー・ライダー』『明日に向かって撃て』『テルマ&ルイーズ』など、1970年前後のアメリカの新傾向の流れを汲む映画の醍醐味を堪能します。
(5)シェークスピア映画研究
『リチャード三世』『ロミオとジュリエット』『ヴェニスの商人』『ハムレット』『オセロ』『リア王』など、世界最大の詩人かつ劇作家、今なおイギリスの国民作家、ウィリアム・シェークスピア、その天才の謎を解明します。
(6)イギリス小説研究
オースティン、メアリー・シェリー、ブロンテ姉妹、ディケンズ、サッカレー、ハーディ、メレディス、ロレンス、ゴールディング、その他、イギリスの大小説家たちの表した芸術言語、その虚構の世界に圧倒されます。
(7)英米児童文学研究
童心に立ち返って、ルイス・キャロル、マクドナルド、L. M. オルコット、トウェイン、F. H. バーネット、R. S. スティーヴンソン、L. F. ボーム、J. M. バリー、L. I. ワイルダー、L. M. モンゴメリ、J. ウェブスター、A. A. ミルン、J. R. R. トールキン、C. S. ルイス、パメラ・トラヴァース、ロアルド・ダール、フィリパ・ピアス、テッド・ヒューズなど英米の児童文学の世界を散策します。