学生の通訳活動報告【英語スペシャリスト養成プログラム】

学生の通訳活動報告  英語スペシャリスト養成プログラム

内閣府の青少年国際交流活動参加者で組織するIYEO(Int’l Youth Exchange Org.)の愛知支部が、青年育成交流事業としてペルーとリトアニアの青年たちを招き、2013年9月28、29日に美浜少年自然の家で1泊2日の合宿を行いました。英語スペシャリスト養成プログラム4年生の池内利加子さんが、通訳者として参加しました。以下、池内さんからの報告です。

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 9月28日、29日に愛知県IYEO海外青年受け入れ事業が行った合宿で通訳をしてきました。私は日本青年4人、リトアニア青年3名、ペルー青年3名、そして日本人のファシリテーターの計11名がいる文化コースのディスカッションの通訳を担当しました。

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授業で練習はしたことがありましたが、実際に人の通訳をしたことも、ディスカッションの通訳も経験したことがないため、すべてが初めてであり、大変不安でした。実際に通訳をしてみて、通訳の大変さ、そして授業で習ったことの大切さを実感しました。たとえば、参加者は通訳の仕事を理解できていなかったため、いつでもどれだけでも通訳ができると思われており、休憩も入れず、突然通訳を振られたりするなどし、精神的にも負担に感じることがありました。また、発言をそのまま訳したことにより、論点がずれ、場の空気が悪くなってしまうということも起きました。それにより、通訳はどのような立場でどのような役割をすればいいのかということを今一度考えさせられました。
それまで1対1の通訳の練習はしたことがありましたが、11名がディスカッションをしている中で通訳をするというのは初めてのことだったので、手探りの状態でした。内容も「有松絞り」(愛知県名古屋市緑区の有松・鳴海地域を中心に生産される絞り染めの名称)をベースにし、「各国の伝統文化継承していくために若者ができること」というテーマだったので、専門的な用語や文化についての知識も必要であったため、予習はしていったものの通訳をする際になかなかスムーズにいかないこともありました。

また、海外青年たちは英語を不自由なく話すことができていたため、大変驚きました。私は普段、通訳をしたり英語を話したりする際、簡単な表現や単語ばかり使ってしまうのですが、海外青年たちはその場に合ったアカデミックな単語も使っていました。それを聞き、場に合わせた語彙を使うことが大切だと感じました。そして、刺激をたくさん受けました。

当初はディスカッションの通訳のみを担当する予定だったのですが、急遽、有松絞会館でのアナウンスや朝礼などのアナウンスの通訳も頼まれました。アナウンスの通訳も初めてでしたし、戸惑うことが多くありましたが、様々な形態の通訳を経験することができました。

今回の通訳は大変なことが多かったですが、先ほども述べたように、実際に通訳を経験してみることで学んだことも多くあります。ペルーとリトアニアという、あまりなじみのなかった国の人たちと出会い、空き時間には意見を交換したり、話をしたりし、視野も更に広がりました。今回の経験をこれからの英語の勉強、通訳・翻訳の勉強に生かしていきたいと思います。

(英語スペシャリスト養成プログラム2013年度4年生 池内利加子)
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