2013年度卒業生 学習成果公表「通訳シンポジウム」報告【英語スペシャリスト養成プログラム】

2013年度卒業生 学習成果公表「通訳シンポジウム」報告

20140424_12014年1月25日13:30より、名古屋会議室(名駅西口)で、英語英米文化学科英語スペシャリスト養成プログラム4年生の学習成果公表の一環としての「通訳シンポジウム」が行なわれました。昨年度は災害通訳をテーマに同時通訳付きの講演と学生によるプレゼンを行いましたが、今年のテーマは「日本の外国人コミュニティと通訳」でした。愛知県はブラジル人住民が多い地域として知られています。今回は愛知県の状況を中心に、ブラジル人の人たちの日本での暮らしについて、コミュニケーションや文化差の問題を中心に取り上げました。

招待講演としては、日系ブラジル人三世で、愛知県西尾市の山田産婦人科で長年、ポルトガル語の医療通訳者として勤務されている鈴木マーガレッチ若子先生に来ていただきました。鈴木先生は理学療法士の資格もあり、単なる通訳者としてではなく、人の健康や命を守る立場としてのご自身の役割も意識しておられます。
今回のご講演では、日本とブラジルの交流の歴史と現状、日本で暮らすブラジル人の抱える問題などについて詳しく話してくださいましたが、それに加え、産婦人科での毎日のお仕事を通して、新しい生命が誕生する喜びや母乳育児の意義などについても触れられ、学生たちにとって、たいへん示唆に富む内容でした。

20140424_2鈴木マーガレッチさんと通訳者

鈴木マーガレッチさんと通訳者

学生たちの発表は、日本に暮らす外国人が直面する問題や正しい通訳のあり方にについて理解してもらうための寸劇と、パワーポイントを用いてのプレゼンでした。寸劇では、プロでない通訳者がつくとどんな問題が生じるかを、学校の場面と診察室の場面を使い、面白く演じてくれました。また、プレゼンは、ブラジル人が多く住んでいる保見団地を訪れて、そこの住民や、そこで診療に当たる医師にインタビューをした映像を流して、実際の様子が生き生きと伝わる工夫がされており、印象に残るものとなりました。3年次、4年次で学習した内容をきちんとまとめた良い発表でした。

20140424_3司会やプレゼン担当の学生

司会やプレゼン担当の学生

20140424_4外国人の診察場面

外国人の診察場面

また、この学習成果発表会において「成果発表」の部分を最も象徴的に表していたのが、会場での通訳でした。8名の学生が、パナガイドシステムという簡易同時通訳機器を使用し、講演とプレゼンのすべてを同時通訳しました。何日も前から、講演者や学生プレゼン担当者の協力を得、当日話される内容についての情報収集を行い、専門用語などの対訳集作成を含む事前準備をしました。大変な作業でしたが、その努力のおかげで何とか最後まできちんと通訳することができました。

20140424_5通訳風景

また、チラシ作成などの広報活動、会場や機器の準備、当日のビデオ撮影など、縁の下の力持ちとして参加した学生、当日の司会進行役の学生など、ゼミ生全員の努力のおかげでこのイベントが盛り上がりました。

そして、会場には英語スペシャリスト養成プログラムの3年生も参加し、イベントを盛り上げることができました。ありがとうございました!

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