2011年度 学習成果公表「医療通訳シンポジウム」報告【英語スペシャリスト養成プログラム】

「医療通訳シンポジウム」報告
英語スペシャリスト養成プログラム4年生

2012年1月28日13:30より、名古屋会議室(名駅西口)で、英語英米文化学科英語スペシャリスト養成プログラム4年生の学習成果公表の一環としての医療通訳シンポジウムが行なわれました。昨年度は司法通訳をテーマに通訳付き裁判員裁判の模擬法廷を行いましたが、今年のテーマは医療通訳でした。

招待講演としては、日本大学医学部で教鞭を取られている押味貴之氏にお越しいただき、医療通訳の重要性や最近の動きなどについてお話しいただきました。講演者ご自身、医師であり、アメリカの医療通訳者養成プログラムのインストラクターの資格を取得され、現在は大学で医学英語を教えるという異色の経歴の持ち主で、お話の内容も、大変興味深いものでした。

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押味氏の講演

今年の学生たちの発表は、外国人診療の現場の問題について理解してもらうための寸劇と、パワーポイントを用いてのプレゼンでした。寸劇では、異なる文化背景の患者が診察の場で遭遇する問題や、通訳者がプロではなく患者の子供だったらどうなるかというような、実際の現場で起こりうるシチュエーションを、とても面白く演じてくれました。プレゼンは、3年次、4年次の2年間にわたって学んできた内容をうまくまとめ、医療通訳とは何かを、わかりやすく説明してくれました。

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外国人診療の場面の劇

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外国人診療の場面の劇

また、この学習成果発表会において「成果発表」の部分を最も象徴的に表していたのが、会場での通訳でした。4名の学生が、パナガイドシステムという簡易同時通訳機器を使用し、講演とプレゼンのすべてを同時通訳しました。何日も前から話される内容についての情報収集を行い、専門用語などの対訳集作成を含め、当日の訳出がうまく行くための事前の準備が大変でしたが、何とか最後まできちんと通訳することができました。

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通訳風景

また、チラシ作成などの広報活動、会場や機器の準備、当日のビデオ撮影など、縁の下の力持ちとして参加した学生、当日の司会進行役の学生など、ゼミ生全員の努力のおかげでこのイベントが盛り上がりました。

そして、会場には英語スペシャリスト養成プログラムの3年生、翻訳入門を履修している2年生、そして学生たちのご家族も何組か参加して下さいました。また、せっかく通訳が入るということで、学生の友人である外国人の方たちも何名か来て下さいました。その方たちのおかげで、4年ゼミ生の卒業を飾るイベントとして、たいへん心に残るものができました。ありがとうございました!

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英語スペシャリスト養成プログラム 水野真木子

(被写体には掲載の承諾を得ております。)